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あるインフラエンジニアの備忘録

AWS re:Invent 2017参加の所感

こんばんは。AWS re:Invent 2017に参加しています。ラスベガスからのお便りです。

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本日11月29日AMにラスベガスにてAWS CEOのAndy Jassyから様々な新しいAWSサービスが発表されました。それぞれのサービスについては他の記事にお任せします。

発表されたサービスのうち、以下のサービスに衝撃を受けたのでブログを書いた次第です。

 

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簡単に言うと、EC2サービスは仮想サーバをオンデマンドに起動するサービスですが、Fargateは仮想サーバをコンテナに置き換えたサービスになります。

Fargateがなかった時にはAWSでコンテナを扱う際の最良はECSを使うことでした。

ECSもすごく好きなサービスなのですが、大きな課題があると思います。それは

コンテナをホストするECSインスタンスの運用コストです。

具体的には以下のような課題があると思っています。

     ・ECSインスタンスのOSの管理

        → ECS-Agent / OSチューニング / ログ / 監視と管理項目はいっぱい出てきます

     ・ECSインスタンスのAutoScaling設定

        → さらにコンテナのApp AutoScalingと帳尻合わせする必要もあります

     ・ECSインスタンスのOSの更新

        → サービスに影響なくECSインスタンスを更新する必要があります

 

などなど。まぁ一つの機能を持ったサーバー群の管理ってやることたくさんある上にサービスを提供するコンテナをホストしているのでさらに複雑になりますよね。

今回のre:InventでECSの開発に携わるAWSの社員の方に直接フィードバックできる機会があり、上記の課題の解消を相談しようとしていました。

 

そして、Fargateが発表され、Fargateを採用すれば、上記のECSインスタンスの課題は全てなくなりました。

これは現在一緒にサービス開発に取り組んでいるチームにとってもサービスにとっても良いことなんですが、同時に恐怖も感じました。

私は主にAWS、ネットワークといったいわゆるインフラ(もう言わないかもしれませんが)を得意としてチームに参加しています。

そのこともあり、上記ECSインスタンスの課題に取り組んで、解消するために改善に努めてきました。

例えば、AnsibleでOS設定をコード化したり、Packerでゴールデンイメージを作ったり、新しいAMIが設定されたLaunchConfigurationをAutoScalingGroupに適用して手動でローリング更新したり、といった頑張った自動化をやっていたのです。

しかし、もうFargateがあれば不要です。

いや、もちろん、サービス、チーム、会社にとって朗報です。なのでFargateにします。

 

何が言いたいかというと、私自身の得意分野の価値がFargateによって下落してしまったことが怖いなと思います。

このようなFargateによる現象って私以外にも起こり得ると思います。

例えばEC2インスタンスといった仮想サーバを管理する機会が今後減ってくるとすると運用部隊の価値も減ります。

SSH/WinRMでサーバにログインからのコマンドによる調査、操作も不要。

仮想サーバよりもコンテナの方が、スケーリングを組みやすいですし、起動/停止も早く柔軟なので、コンテナが一個停止したからといって一次対応者に即コール即対応なんて不要。

Fargateに限らず、技術進歩によって今価値がある役割がどんどん減っていくことになりますよね。エンジニアとしてこれから得るものをちゃんとしっかり考えたいです。

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改めて言います。不要な仕事、やらなくて良い作業がなくなることは大正義です。なのでFargateに大変期待しています!

 

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