SMHについて
最近はもっぱら時雨な僕です!
本日はSystem Management Homepage(SMH)についてです。
これはHP社のサーバ専用に機器についてのファームバージョンとかヘルスチェックだとかアレイ設定だとかをWebインターフェースに示してくれる中々便利なヤツです。
まあHP ProLiantとかだったらとにかく入れとけ的なサーバ管理ツールですよ。
よくProLiantサーバは導入するので、そしてSMHも入れるのでLinuxへのその入れ方を今日は話します。
ちなみにHP社のSystem Insight Managerという複数サーバのSMH的情報を統合して示すものもありますが、今回は統合しないであくまでローカルの情報を示すSMHについてです。
とりあえず入れるのに必要なパッケージを以下に。まあ普通にインストールして足りなそうなヤツです。
•lm_sensors→マザーボードの CPUファンの回転数や温度、電圧などハードウェアを監視するパッケージでSMHもこれを利用しているんですな。
•net-snmp→リモート環境からOSや、ソフトウェア、ハードウェアの現在のステータスを参照できるSNMPというプロトコルを使用出来るようにためのツールでこれもSMHが利用するんですな〜
いずれもオープンソースでインストールメディアからでも入れれば?
うし、これでSMHを入れる準備が整いました。
パッケージは以下のものを入れます。
•hpsmh→本体。
•hp-snmp-agent→HPサーバ用snmpエージェント(そのまま笑)
まあrpmコマンドで入れればいいんだけどサーバ付属のSmartStartからでも入れればいいよ。
で、いれてから何か設定シェルを実行せにゃならんの。
# /opt/hp/hpsmh/sbin/smhconfig
Enter the localhost SNMP Read/Write community string
(one word, required, no default):xxx-private
↑SNMPのR/Wコミュニティ名を設定する。
Enter localhost SNMP Read Only community string
(one word, Blank to skip):xxxx-public
↑SNMPのROコミュニティ名を設定する。
Enter Read/Write Authorized Management Station IP or DNS name
(Blank to skip):
↑SMH管理権限にアクセス制限する。しなくてもOK
Enter Read Only Authorized Management Station IP or DNS name
(Blank to skip):
↑SMH読み専にアクセス制限する。しなくてもOK
Enter default SNMP trap community string
(One word; Blank to skip):
↑SNMPトラップコミュニティ名を設定する。しなくてもOK
Enter SNMP trap destination IP or DNS name
(One word; Blank to skip):
↑SNMPトラップ投げる先を設定する。しなくてもOK
The system contact is set to
syscontact Root
Do you wish to change it (y/n) (Blank is n):
↑SNMPコンタクト設定ファイルの場所を変更するかどうか。
The system location is set to
syslocation Unknown (edit /etc/snmp/snmpd.conf)
Do you wish to change it (y/n) (Blank is n):
↑SNMP設定ファイルの場所を変更するかどうか。
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NOTE: New snmpd.conf entries were added to the top of /etc/snmp/snmpd.conf
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snmpd is started
SNMPサービスが起動される。SMHにはSNMPサービスの起動が必須。
これで以下にアクセスする。
https://ホスト名:2381
まだ続くんだけど、SNMPサービスが/var/log/messagesにめちゃ大量にログを出力しちゃう。これうざいからなんとかしちゃおう!
うざいログ↓
snmpd[XXX]: Connection from UDP: [127.0.0.1]:XXXXX
snmpd[XXX]: Received SNMP packet(s) from UDP: [127.0.0.1]:XXXXX
/etc/init.d/snmpdを編集する。もしくは/etc/sysconfig/snmpd.options
OPTIONS="-Lsd -Lf /dev/null -p /var/run/snmpd.pid -a"
↑のところを変えるんだけど-Lfは以降のファイルに出力するよってことで、-Lsdはシスログにデフォルトレベルで出力するよってことだからこんな風に変える。
シスログじゃないとこに出力させる。
OPTIONS="-Lf /var/log/snmpd.log -p /var/run/snmpd.pid -a"
もうどこにも出さない!
OPTIONS="-Lf /dev/null -p /var/run/snmpd.pid
シスログに出けど出力するレベルを下げる。
OPTIONS="-LS3d -Lf /dev/null -p /var/run/snmpd.pid -a"
おわ。